お金を増やす方法 複利について考える

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画像(pixabay)

■FIRE達成に必要なもの「複利

 

こんにちは、40歳目前の既婚・子持ち・住宅ローンを抱えるサラリーマン Jam ossanと申します。

 

FI(Financial Independence)を達成するために必要なことは

①収入=貯蓄 ②支出 ③投資 の3つです!

先日、私なりに計算してみた、現在の1年間に必要な生活費は最低で440万円、貯蓄として積み上げておく必要がある金額は1億1千万円でした。

 

この1億1千万円の意味は、

仮にFI(Financial Independence)を達成した後に、リタイアする=収入がなくなっても生きていける金額を意味しています。

 

FIRE本では、トリニティスタディという論文を参考にしており、年4%ずつ貯蓄を取り崩していくことを想定しています。

 

このことを違う角度から考えると、

現状の支出を見直して1年の生活費を貯蓄の4%以内に抑える」

あるいは

現状の支出を維持して1年の生活費が貯蓄の4%以内に収まる額の貯蓄を準備する」

さらには

「その両方を組み合わせてFI(Financial Independence)を達成する」

という選択肢があります。

 

しかし、ここである疑問が出てきます。

「そもそも、資産を4%取り崩していって本当に大丈夫なのか?」

「普通のサラリーマンが1億1千万円も貯蓄を貯められるのかい?」

 

そのために必要なのが③投資です、そして、その投資を支える考え方が「複利」です。

 

複利について「加速度的にお金が増えていく」

お金を投資するときには、必ず想定される「利回り」というものがついてきます。

 

利回りが年5%であれば100万円が1年後には105万円になります、

複利とはこの105万円すべてを翌年の元本にする、そして、毎年それように運用し続けた時の資産の増加を計算するときに用いられます。

 

複利で計算した場合おそらく10年後、20年後のお金の額をパッと暗算できる方は少ないと思います。

 

金融庁のホームページで複利計算ができますので、試しにやってみました。

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(出典)金融庁 https://www.fsa.go.jp/index.html

条件【元本0円毎月の積立額10万円利回り=年率5%10年間運用】

まず毎年120万円が元本として積みあがっていきます=水色の棒グラフ

それとは別に利回りから得られる黄色の運用収益=黄色の棒グラフ

 

黄色の棒グラフが複利で運用した利回りの分、つまりお金がお金を生んだ額になります。毎月10万円ずつ10年間積み立てた場合、利回りがなければ1,200万円ですが、年5%の複利で運用すると1,552万円になります!運用利回りだけで352万円です!

 

毎月の積立額は10万円のままで、利率を変更すると10年でこのようになりました。

1%だと   61万円

2%だと  127万円 (+66万円)

3%だと  197万円 (+70万円)

4%だと  272万円 (+75万円)

5%だと  352万円 (+80万円)

6%だと  438万円 (+92万円)

7%だと  530万円 (+92万円)

8%だと  629万円 (+99万円)

9%だと  735万円 (+106万円)

10%だと 848万円 (+113万円)

 

実際にやってみると、利回りが1%変わるだけで10年間でこれだけ違うということがよく分かりました。FIRE本では運用利回りを6-7%で設定しています。

 

ちなみになのですが、40歳目前の私の場合は6%の利率で20年間=ほぼ定年まで運用して、やっと4,500万円ほどになります、足りない(笑)